YEARNING

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「──私で大丈夫?」 「うん、涼なら絶対イケる!」 腕を組んで歩く私と素香ちゃん。 女同士だけど、 端からみれば.... ま、まぁカップル? ────当然目的はそう見えることなんだけど。 何故か、というと.... 「ホンット、しつこいヤツなの!」 ある日、とある男子から告白されたらしいのだが.... 「──付き合えないって言ってるのに!」 振っても振ってもなお、アプローチが凄いらしい。 「しかも、大してかっこよくなんてないの!ま、涼を見せつければ尻尾巻いて逃げるでしょ。」 ─要は、 彼氏の.... ふり。 「アハハ.... ありがと。」 頼りにされるのは嬉しい。 .... けど、 なんだか、可哀想になってきた....
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