YEARNING

21/40
前へ
/40ページ
次へ
「おっ待ちー?」 ホームルームが終わるなり駆け寄る阿須賀.... 「──まってねぇ。」 を、突き飛ばす木場.... 「──わーお、元気だなー。」 を見て只笑うだけの岸川。 「有難う奏ちゃん、でも、悲しいことに今日は俺バイトで一緒にかえれないのよー?」 「気にかけなくて結構。.... ついでに報告も要らない。」 泣き真似しても可愛くねーよ。 「──俺も、彼女とデートだからさ、先いくわ。じゃ、変なやつにひっかかんなよー?」 「っ、!そーだよ!奏!襲われないようにね!!」 「──────るせぇ!襲われねーよ!大体、見てわかんねーのか?!どう見ても制服男物だろ!」 「「────(コスプレにしか見えない).... .... .... 。」」 命が惜しいのか黙り混む。 「───ハァ、余計な心配は要らねー、.... .... さっさと行くとこにいきやがれ!」 阿須賀はしつけーし、 岸川はふざけるし.... .... 「─てめぇ、何見てんだよ!」 「うわぁ、ごめんなさい!」 近くでジロジロ見ている奴等を睨む。 ホント、 かっこよく生まれたかったっつーの。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加