YEARNING

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放課後。 「んっ.... .... ふ.... 。」 合わせた唇から漏れる吐息。 「っは.... .... 。」 唇を、離す。 甘い甘い声で、 「.... ここも、好きなんだよね?」 「─ん.... 。」 目の前のオンナノコに囁いた。 私が今愛してあげているのは、 違うクラスの素夏ちゃん。 同姓なのに。 それでもいいから、だってさ。 ───こーゆう相手は数人いる。 朝の理菜ちゃんだってそう。 この子は顔はちょっとカワイイくらいだけど、 何より感触がいい。 .... はは、 私も大分腐ってんなあ.... .... こんなんで欲情するんだもん。 この子の好みは.... 確か、“俺” 「っ.. .... リョウッ.... 」 頭を撫でた。 「心配しないで?“俺”が愛してあげる。」 .... ふ、 愛なんて。 こんなに安い言葉だったっけ?
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