《Ⅰ》天使を拾った日

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そんな最悪の事態を何としても回避したい彼は、即座に雨合羽を手に取った。 そして玄関外に置いた愛車のマウンテンバイクに跨がると、大荒れの夜道へと繰り出したのである。 まさに、かの伝説の僧侶、鑑真が日本へ渡航する思いだ。
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