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わたしの背中をポンポンと叩きながらカネ先輩が言った。
「いや、俺のってなんだよ!」
「え?だって、俺のじゃん
俺らそーゆー関係だろ?」
「お前、ふざけんなよ!まじで!(笑)」
「先輩たちそんな関係だったんですかぁ?」
立ち直った華が会話に入る。
「ちがうし!ばかじゃねーの」
「照れんなって
こいつ、シャイだからさ思ったことと反対のこと言うんだよ」
カネ先輩は、いつもこんな感じでムードメーカーみたいな存在。
「お前に好かれても嬉しくねーわ!」
「嬉しいのに反対のこと言うから今嬉しいんだよ。」
「きゃあー、うっちー先輩ツンデレですかぁ?」
「先輩、素直になりましょーよ」
わたしも立ち直って参加する(笑)
「あーも、お前らめんどくせー!」
うっちー先輩が頭を乱暴にかいた。
「ぢゃあ、店番も終わったし何か食べにいきません?」
ルカの提案で、食物バザーの方に行った。
「俺らが出すから、いいよ」
と言って、うっちー先輩が奢ってくれた。
ルカは、昼からくる友達の分も買うからと言ってそこで一旦別れて4人で家庭科室でご飯を食べた。
うっちー先輩がラムネも奢ってくれてた(笑)
「先輩クッキー入りますかぁ?」
私たちは、家庭科クラブの友達に頼んで買ってきてもらったクッキーを一袋ずつ持っていたので、わたしかカネ先輩に、華がうっちー先輩にあげた。
「ありがとー
じゃ、お礼にたこやき一個あげるー」
と華にうっちー先輩があげた
「流れ的に、俺あげないといけない感じ?」
「いいよ。
俺があげる。
食べていーよ」
と言ったので、二人ともうっちー先輩のたこやきを食べた。
「え?俺にもくれんの?
ありがとー」
と言って、カネ先輩は自分のたこやき持ってるにも関わらずうっちー先輩のたこやきを食べた。
「こんのやろー」
うっちー先輩がカネ先輩のを取り返して、まさかのプラマイゼロ(笑)
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