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素直に嬉しかった。
でも、何かが引っかかる。
なんだろう?
私は、あの時ちゃんと気づくべきだったんだ。
それから彼は、ちょくちょく給湯室で私に話しかけてくるようになった。
最初は嬉しかったが、段々と違和感を感じるようになった。
彼の口元は笑っているのに、目が死んでいる。
ゾッとした。
そして、とうとう彼が私の体に触ってきた。
最初は肩だった。
鼻使いが荒く、どう考えても気色が悪かった。
肩ならまだ我慢できる。
私は何も言わず、愛想笑いをしながら、その場を離れた。
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