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優しくセナの短い髪を撫でる。
また、キスをする。舌を出し、セナの唇に触れてみた。
さすがにセナの冗談も終わるだろうと思っての試みだ。
セナの真っ赤な舌が絡んできた。
あれ?私の予定では恥ずかしさと罪悪感でセナが私の上から降りる予定なのだが。
目を開けてセナを見た。こんな色っぽい顔みたことねえ。
なんだこれ、誰だ。
短髪で女の子らしい格好なんで絶対しなくて、しゃべり方だって趣味だって男の子っぽい。
大雑把で適当な奴。でも私は知っている。
本当は寂しがり屋で、大事なときに限って自分の意思を伝えられなくて、
流されやすくて、すごく恥かしがり屋。本当は誰よりも女の子らしくって可愛いんだ。
なんだこの現状は。
夢中で舌を絡ませてくる。
色っぽい吐息と水音しか聞こえない。
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