始まり。

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幼稚園からの付き合いの友人と一線を越えてしまうのか? 明日の朝、私達はどんな顔でおはようの言葉を交わすんだろう。 いい事を思いついた。 記憶が吹っ飛ぶくらい飲ませたらいいんだ。 そして何も無かった事にしよう。 「ほら、もっと飲んで。」 お酒を口いっぱいに含んでそれを口移しで与える。 「もっと」 なんだその色っぽい声は。 もっともっと触れたくなるじゃないか。 私がしっかりしないでどうするんだ。 何度も何度も口移し。 口移しして熱いキス。 「アオイ飲んでない。」 ビールを手に取り、私の顎をつかんだ。
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