ほし

もくじ

-眠りへ-

生温かい空気に
煙の魚を、放す

泳ぐ意識

いつか、ねぇ、いつか。
一緒に眠ってくれないかな

いつか
眠って
眠って
目を覚まさないくらい
深い眠りに。

この呼吸と
一緒に

星の降る夜
星のない夜

きみをさがして
落ちていく

夢

白い部屋のなか
もう二度と
覚めることがありませんように

今日もまた
ぼくは泳ぎつづける。