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「「「栄太郎五歳♪
HAPPY BIRTHDAY♪♪」」」
今日は栄太郎の誕生日だ。
土方「おいガキ。やるよ」
土方さんが栄太郎にプレゼントでドリルの教材を山のように渡す。
栄太郎「いらないよ。本当に嫌な人だな」
土方「なんだと!可愛くねぇな!総司にそっくりだ!」
近藤「じゃぁ私からはこれを…一人で読みなさい」
近藤は栄太郎にウィンクする。
栄太郎「これもドリル?はぁ…」
近藤「そんなつまらない物じゃないぞ!」
ニヤニヤする近藤さんを見て嫌な予感がしてリリカが取り上げた。
近藤「あっ!」
くまさんが描かれた可愛く包装された包みをビリビリに破くと、
中から包みに不釣り合いなエロ本が出てきた。
リリカ「おい。近藤。」
近藤「…あれ?!嘘だ!これは違うんだ。こんなもの私は買った覚えは無い!ぐぇえ」
リリカの平手打ちが近藤の頬にぶつかる
総司「はぁ。全く!皆センスのかけらも無いですね。栄太郎これを」
リボンがついた白い大きな発泡スチロールを栄太郎に渡す。
栄太郎「わぁ!大きい!なんだろう♪」
中から出てきたのはアイスクリームの山…
栄太郎「総司が欲しい物じゃん!うっ、うっ、」
栄太郎は
とうとう泣き出した。
総司「おかしいな…何故喜ばない…」
リリカ「当たり前でしょ!土方さんは母親としては感謝ですけど、ちょっと。ねぇ。」
土方「なんだと!相変わらず失礼な家族だな!ちっ」
リリカ「栄太郎♪ママからはこれだよ♪」
栄太郎「ママ!これ自転車!」
さっきまで泣いていたのにキラキラした顔をして喜びだす栄太郎
他の人も、
オモチャやゲーム、
栄太郎が喜ぶ物が続き栄太郎はテンションMAXだ。
栄太郎は招待した仲良しの、お友達二人を連れ、
早速自転車を練習しに出掛けて行った。
リリカ「夕方には帰りなさいよー!」
栄太郎「はーい!ママ!」
土方さんは拗ねていて、
近藤さんは開き直っている。
総司は自分が栄太郎にプレゼントしたアイスクリームを食べている。
他の皆も、
あの頃と何一つ変わってない。
違うのは平和と言う事。
栄太郎の誕生日もそうだけど、イベントは必ず皆で祝う事になっている。
近藤さんが決めたらしい。
だから
しょっちゅう会う。
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