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あれから一ヶ月は
逢えるかもって期待した…
だけど会うことは無かった。
それでも夢では無いって思ったのは、
あの日に交換した指輪と死ぬ間際に胸にしまっていた、総ちゃんに貰った櫛が残っていた事。
栄太郎にあげたネックレスは私の首に戻っていた
救いだった。
でも総ちゃんと暮らした時に使ったはずの貯金も戻っていた。
沢山一緒に撮った写真は無かった
私は仕事も始めて、
元の暮らしに帰っていった。
一年経って、
あの神社へ行って石段に座っても、
何も起こらなかった。
「なんでよ…」
私は仕事に行き家で一人の時間は泣き続けた…
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