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「あっそ。」彼は短く言うとプールサイドに手を着いた。
バシャッ
彼が水から上がる。
「自分から聞いたくせに無関心そうな返事だねぇ」
私は笑いながら言ったけど、彼はまた無視。
「(うーん、今日も不機嫌だなぁ…)」
水泳帽とゴーグルを頭から取った彼は、プールサイドのテーブルに置いてあるペットボトルを掴んだ。
スポーツドリンクを飲む彼にカメラを向ける。
「(相変わらずキレイな体だなぁ…って私おじさんみたいか!?)」
心の中で自分自身に突っ込みを入れながらレンズ越しに彼を見つめる。
するとレンズを通して彼と目が合った。
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