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魔法使いは国の行事に呼ばれるくらいであるから、何らかの国に関与する幹部13人であるだろう。
仮にこの組織を、魔法使い組合として扱おう。
魔法使い組合は、A教を信仰している。
立場からして、A教は現在の国教であるとするのが自然だろう。
しかし、王はB教の敬虔な信者であり。国教にしたいと考えていた。
その為には魔法使い組合が、邪魔である。
姫は、天からの声によって予言されている。
と言う事は姫はB教の神の慈愛を受けている。
姫が立派に育てばB教は優勢になるだろう。
予言があった事が事実だろうが嘘だろうが。
そんな姫が魔法使い組合から祝福を受ければB教は魔法使い組合から認められたと言う既成事実を作る事が出来るし、魔法使い組合側は国の行事であるから無下に断る訳にもいくまい。
あくまでもB教の形式で12人の魔法使いを呼ぶ。
呼ばれなかった1人がやって来て暴れでもすればA教の評判も下がり損もない。
と、王はここまで考えていただろう。
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