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生方は倉庫にいた井上に訊いた。
「皆へ睡眠薬を飲ませたか?」
「・・・」
「春田麻理絵さんを殺したのは君か?」
「・・・」
「去年崖から風間沙紀さんを突き落として殺したか?」
「・・・」
井上は簡単には認めない。しかし否定もしなかった。
生方達は次に静へ話を聞いた。
静は「私は全て話します」と、麻理絵殺しに協力したこと、井上の犯罪をすべて証言した。
「えらく素直だね」
「彼はすごい探偵でした。もう嘘を吐けません」
静はすっかりイズミに傾倒した。
「あの少年が、すごい探偵??」
生方と根津は首を捻った。
しかし警察はもっと詳しく聞く必要だありそうだと、井上と静を連行することにした。
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