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シーラが言うには、これから俺達に向かわせる世界は魔法や魔術が主な世界らしく、ぶっちゃけハリポタのような場所だと思ってくれればわかりやすいだろう、とのこと。
…わかりやすいのはわかりやすいが、ちょっとざっくりし過ぎだと思う。
絶対世界観の説明が面倒だっただけだろ。
椎「…うむ、まあいいか。ありがとうシーラ」
シ「いえいえ!」
そんじゃま、
「「力の受け取り行きまっしょい!」」
っとふたりでワクワクしつつシーラを見つめ、シーラはにっこりと笑ってこういった。
シ「すみません、父から力を与えるように言われているのは蓮見さまだけなんです…」
三「なっ、なん…だと……!?」
シ「あ、み、三弥さま?あのその、こちらの都合により受け渡し可能な能力が蓮見さまの分とあと少ししかないだけですので、三弥さまには全く力を与えないというわけではありませんよ…っ!?」
シーラの衝撃発言を聞いたとたんにorz ←これと同じポーズになって落ち込み始める先生に、シーラはあわててフォローを入れた。
…なるほど、要は余り物でよければくれてやるということか。
美人薄命って本当かもな、と、俺は笑いが込み上げてくるのを必死に抑える。
今…というか今だけに限らず、眼鏡イケメンな先生をおもいっきりプギャりたいのは俺だけではないはず。
そうだろう、世に蔓延る上級イケメンのせいでモテたくてもモテられない毒男諸君。
シーラに支えられて立ち上がる三弥先生を尻目に、異世界に行ったら絶対にイケメン狩り(性的な意味は含まない)をしようと静かに決意した瞬間だった。
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