第十一話

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岩倉「ふむ…確か生き残ったライブ会場のスタッフによると、君が二人に追い掛けられてたようだな。その後、君を見た者は居ないから…後は君の話しが真実ならそういう事になるな…」 ナオ「これが真実です…」 鮫島「しかし、何故追い掛けられてたんだい?しかも、君だけ」 ナオ「分かりませんよ…こっちが聞きたい位です」 岩倉「何故犯人の二人は、ステージ上で銃を乱射した後、君だけを追い掛けたんだろうね?君が逃げるふりしながら、犯人の二人をそのまま、外に誘導したんじゃないのか?銃で撃たれたのは、何かアクシデントが起きて弾が当たったのではないか…後、もしかしたらその右京神父も君とグル…」 ナオ「もういい加減にして下さい!どこまで僕を犯人扱いする気ですか!?しかも関係ない右京神父まで犯人扱い…以前にも全部知ってる事は話しましたし、これ以上もう知ってる事はありませんから!もう良いですね!?僕病室に戻りますから!」 ナオは怒って立ち上がって二人の刑事にそう言って休憩所から出た。 岩倉「なあ、お前はどう思う?今回の事件」 鮫島「謎が多い事件と思いますよ。犯人の二人はあんな事をする動機が見つからない。それに、あのナオという子も謎が多い。一体何がどうなってるんでしょうね?」 岩倉「そうだな…全く、こんな謎が多い事件初めてだ」 ナオが出て行った後、二人の刑事はそう話している。
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