第十話

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ジグリ「えーと…あ!?確かザレンは中途半端が嫌いな性格じゃった。あ奴は、狙った奴はどんな手でも使って確実に殺す奴じゃ」 ハイネ「それで?」 ジグリ「確か今回の件は、5人の人間が殺しの対象。じゃがまだ後一人残っておるという事は…」 ハイネ「まさか…」 ジグリ「ああ。その生き残りの一人を今頃殺しに行ってるかもしれん」 ワシがそう言うと、目付きの悪い天使はハッとした表情をする。 ハイネ「まずい…だったらナオが危険だ。シン、確かナオは病院だ。行くぞ!カイ、お前は、この店とそいつの始末を頼む」 目付きの悪い天使がワシを指差しながら紫髪の天使にそう言って、黒髪の天使と共にテレポートして消えた。 ジグリ「始末って何じゃ?」 カイ「こういう事だよ」 ワシがキョトンとしていると、紫髪の天使がワシに向けて手をかざした。 すると、ワシの足元の床に黒い穴が開きワシの身体がその穴に沈んでゆく。 ジグリ「え!?何でじゃ!?ザレン達の 居所言ったのに!?」 カイ「お前みたいな悪魔、このまま残しておくと思ってるのか?魔界へ消えろ!」 ジグリ「あ~れ~!」 ワシの身体は黒い穴に沈んでいき、そして完全に身体が沈み魔界へ送り返された。 カイ「さて…次はこの店だ」 そして、カイはザレンの店を跡形もなく消滅させて、ハイネ達に元へ急いだ。 この日、暗黒屋とザレンの骨董店は跡形もなく消滅し消えたのだった。
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