第十話

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ザレン「ゲロリアル…私が中途半端が嫌いな事は知ってるだろう?まだ一人生き残っているだろう…」 ゲロリアル「ま…まさか、まだあの依頼を続ける気ゲロか!?」 ザレン「当たり前だ。まだ依頼人の依頼を達成してないだろう?これでは死んだ依頼人の方に申し訳ないだろう?」 ゲロリアル「でも…その依頼人をザレンがぶっ殺したゲロ…」 ザレン「ああ…あれはアクシデントだ。たまにこういう事はある。ま、とにかく私はまだ依頼を続ける。いいな?」 ゲロリアル「いいな?って…俺も手伝うんゲロか?」 ザレン「当たり前だろう?それでも私の部下か?乗り掛かった船だと思って最後まで付き合え。上手く生き残ってる奴を殺したら山ほど、クッキー食わせてやるから…」 ゲロリアル「ア…アイアイサー!」 ゲロリアルは嬉しそうに敬礼しながら頷く。 ザレン「さて…生き残ってる奴の所へ行く前に…奴の所へ向かう」 ゲロリアル「奴?」 ザレン「私達と同じ悪魔だ。今から私達は生き残ってる奴の所へ向かうが、また天使共が邪魔するかもしれん。だからその前に、その悪魔に頼んで、助っ人に来て貰う。まあ、保険みたいなものだ。天使共がもし邪魔してきたら、そいつが天使共をやっつけてくれる訳だ。これで、今度こそ確実に殺す…ナオを…クックック」 ザレンは不気味な笑顔でそう言って、ゲロリアルと共にその悪魔の所へ向かった。 《第十話終了》
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