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岩倉「すまないと思うがもう一度事件について聞きたくてね。此処ではなんだから、休憩所に行こうか?」
岩倉はナオにそう言って、隣の鮫島は「すみません」と言って頭を下げる。
ナオ「分かりました…」
渋々ナオは頷きながら右京神父に「じゃあ、ちょっと行ってきます」と言って刑事達と共に休憩所に向かった。
岩倉「君は唯一のバンドグループの生き残りなんだ。君のバンドグループのリーダーのヒロ君とそしてアキ君が今回、あのような惨劇を起こした。何か事件を起こす動機とか心当たりはないかね?」
ナオ「以前にも言った通り無いですよ。ヒロは優しくて、それに、いつも僕達メンバーを気遣ってくれる本当に良い奴なんです。アキは、困った人が居たらほっとけない性格の優しい奴なんです…あの二人が事件を起こすなんて考えられません…」
岩倉にナオはそう言葉を震わせながら答える。
鮫島「しかし、実際に事件は起きてしまった。大量の目撃者も居るんだよ?笑いながらファンの子達に向けて銃を乱射してたんだよ?とても正気とは思えない。何か薬でもやってたのかい、あの二人は?麻薬とか脱法ハーブとか…」
鮫島がナオを見ながら聞く。
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