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ナオ「そんな…あの二人が薬なんて…そんな事絶対にしません」
鮫島「そうなると…一体何が原因か…」
ナオの言葉を聞き、鮫島が腕組みしながら悩む。
ナオは刑事達に本当の事を言ってしまいたい気持ちになった。
しかし、言った所で信じる訳ないし、頭がおかしいと思われるだけだ。
あの二人は実は悪魔が化けた偽物なんて…
ナオはそう考えながら刑事達を見つめる。
岩倉「ナオ君、あの二人はまだ逃走中だ。居場所とか心当たりは無いかね?」
ナオ「ありません…もう以前に話した居場所位しか知りません…」
岩倉「しかし、君が教えてくれた場所を探してみたが見つからないのだよ。我々も必死に探しているが…君、こんな事を言うのも何だが…かくまっていないだろうね?」
岩倉が疑るような目でナオを見ながら言う。
ナオ「僕があの二人をかくまってると?」
岩倉「そうだよ。君には謎がある。ライブ直前に何処か行っただろう?あの二人に殺戮をやらせて自分だけ安全な場所に避難する。そして、逃げた二人をあらかじめ君が用意させた場所へ向かわせた…まあ、これはあくまで私の推理だがな」
ナオは岩倉の言葉を聞きキッと睨む。
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