第十一話

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ハイネ「ああ、本当だ。だからこうしてすっ飛んで来たんだが…見た所、無事そうで安心した。右京神父に聞いたら、刑事達と一緒に向かったって聞いたから、今から休憩所に行こうとしてたんだよ」 ナオ「まさか、その刑事達に悪魔が化けて僕を殺そうとするんじゃないか?って思ってたの?」 ハイネ「その通りだが、お前は無事だし安心したって訳だ」 ハイネがナオの頭をポンと撫でながら言っていると、二人の刑事達がやって来る。 ナオ「また話しですか?」 岩倉「いや、違うよ。帰る所だから心配しないでくれ」 鮫島「進展があったものでね。我々は今から其処に行くんだよ」 ナオ「進展?何かあったんですか?」 鮫島「ああ、○○港の倉庫の中に今回の事件の犯人二人の死体が発見されてね。しかも自殺だけどね。それを…」 岩倉「馬鹿!ベラベラ喋るな!」 鮫島「あ…すみません…」 岩倉「では、我々はこれで…」 刑事達はそう言って、逃げるように去っていった。 ナオ「自殺…?ヒロ達が…?」 ナオはそう呟きながら呆然と立っている。
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