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ハイネ「ナオ、しっかりしろ!大丈夫か!?」
ハイネは呆然としているナオの肩を揺らす。
ナオ「ハイネ…ヒロ達が自殺って…」
ハイネ「おそらく、悪魔の奴らが自殺に見せかけて殺したんだろう…」
ナオ「そんな…これでバンドグループの中で唯一生きてるのは僕だけになった…その唯一生きてる僕を悪魔が殺しに来るんでしょう?もう嫌だよ…また逃げなくちゃいけないの?…」
ハイネ「馬鹿!弱音を吐くな!しっかりしろ!俺達が悪魔共から守ってやる!」
ハイネはそう言ってナオを抱きしめた。
ナオ「ハイネ…」
ナオは泣きそうになりながらもハイネの胸に顔を預ける。
シン「なあ、ハイネ。確か暗黒屋の店主は今回の事件を依頼した依頼人はザレンが殺したって言ってたんだよ。確かに人間の死体が床に転がってたし、あれが依頼人だろう。だから、今回の依頼は無くなったんじゃないのか?今頃、どっか遠くの国かどっかに逃げてるんじゃないか?」
ハイネ「でも、奴は中途半端が嫌いな奴だ。だから、必ず生き残ったナオを殺しに来ると思うんだが…例え依頼が無くなってもだ」
シン「でもなあ、奴らも馬鹿じゃないから、ナオの側に俺達天使が居るって事は解ってるはずだ。そんな危険なリスクを犯して殺しに来るか?奴らは俺達天使見てビビって逃げた奴らだぞ?」
シンは首を傾げながらハイネにそう話す。
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