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満月が怪しく夜空に輝く夜
誰も通らない路地裏
「お、俺たちが悪かった。だから殺さないでくれ」
ドクン
「ギャァァァ」
「兄貴!!だ、誰か助けてくれ~」
何をそんなに叫ぶ?
誰も助けには来ないのに
雲に隠れていた月が出てきた。
ドクン
「ひっ!!あ、悪魔~」
悪魔?
そうだね、その言葉が1番あってるかも…
「フフ…」
「な、何がおかしいんだ」
「別に?兄貴は死んじゃったね…かわいそう」
「お前が殺したんだ!」
「そうだね…私ねあんまり知られたくないんだ、この事。だからあなたを生かしておくわけにはいかないの」
「だから何だ?」
「あなたにも死んでもらわないとね?」
「ギャァァァ!!熱い熱い」
闇夜に燃える赤い炎
「さよなら?」
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