紅音、トリップする

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ここで止まったら間に合わない…! そう思った私は、信号に向かって全力疾走。 ギリギリで白線に着くことが出来た。 あとは向こうに行くだけ……その時だった。 ププー!! 大型トラックが走っている紅音の右側から出てきた。 しかも、かなりのスピードで。 (ひかれるっ…!) そう思い、せめてもの抵抗で顔の前に腕をだし、防御の姿勢をとる。 けれどその矢先に、私の体に異変が起きた。 「体が……光ってる!?」 そう、私の体が光り出したのだ。 どうやら私は普通ではなかったらしい。 だって、死ぬ直前に体が光るとか無いでしょ。 そしてそのまま光りに吸い込まれるように、私の意識が途切れた。
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