もう1つの世界へ

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「……ここ何処?」 気が付いたら私は知らない場所に立っていた。 さっきまで私は交差点にいたはず。 なのに今は見たこともない場所にいる。 周りを歩く人は皆、和服(?)のようなものを着ている。 まるで、時代劇にでも出てきそうなところだ。 「はぁ…」 取り合えず落ち着こう。 まずは自分の今いる場所が何処なのか、確かめなくちゃね。 そう思い、私は歩き出した。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「なんでこうなるかなぁ…」 今私は森のなかにいます。 所謂迷子というやつですね。 何処を見ても木、木、木… いつ迷い混んだかも分からない。 「……どうしよう…。」 いや、本当。どうしようね。 さっきは知らない場所でも人がいたし。 てか、迷い込むにしてももっと他にあったでしょ。 よりにもよって森かよぉ~ 誰もいないし、道分からないし、歩きづらいし… 何より… 「これじゃあ、自分が何処にいるか分からないじゃん。」 と、私が呟いたとき… ガサッ! 「…っ!?」 すぐ横の茂みが動いた。
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