11人が本棚に入れています
本棚に追加
「……ここ何処?」
気が付いたら私は知らない場所に立っていた。
さっきまで私は交差点にいたはず。
なのに今は見たこともない場所にいる。
周りを歩く人は皆、和服(?)のようなものを着ている。
まるで、時代劇にでも出てきそうなところだ。
「はぁ…」
取り合えず落ち着こう。
まずは自分の今いる場所が何処なのか、確かめなくちゃね。
そう思い、私は歩き出した。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「なんでこうなるかなぁ…」
今私は森のなかにいます。
所謂迷子というやつですね。
何処を見ても木、木、木…
いつ迷い混んだかも分からない。
「……どうしよう…。」
いや、本当。どうしようね。
さっきは知らない場所でも人がいたし。
てか、迷い込むにしてももっと他にあったでしょ。
よりにもよって森かよぉ~
誰もいないし、道分からないし、歩きづらいし…
何より…
「これじゃあ、自分が何処にいるか分からないじゃん。」
と、私が呟いたとき…
ガサッ!
「…っ!?」
すぐ横の茂みが動いた。
最初のコメントを投稿しよう!