月夜

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「んー、やっと終わった。」 ぐんと手を上に伸ばし、ぐるりぐるりと首を回した。 時計を見れば、夜の11時をとっくに過ぎていた。 「あら、有岡君、終わったの?」 「はい、笹原さん。遅くなってしまい申し訳ありません。」 「嫌だわ、有岡君。貴方がS2で頑張ってくれているお蔭で、私や他の社員達も頑張れるのよ。こっちの仕事なんて後回しで全然構わないわ。」
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