逆転

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百花はミズエ達が来たという踊り場の窓の方を見上げた。 一階半位の高さに位置した窓で普通の造りになっており、特に南京錠のようなものは取り付けられていない。 特殊な工事さえされていなければ、中から窓を開けることができて、脱出可能かもしれない。 しかしこの場は、既に入り口は開かない状態なのだ。 窓も開けられないように細工しているのではないかと百花は思った。 だが、なんとか脱出しなければ何をされるか分からない。
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