学校

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帰宅後慣れないことをしたせいと、蹴られた頭の痛みからどうしてもゲームを進める気になれずにいた。 それにしても変な女子高生だ、ただ構ってほしいが為にあそこまでするだろうか。友達とか家族とか話せる相手もいないのか……そんなことばかり考えていた。 しかしこれで終わった、ゲームならばこれは間違いなくフラグなのだがこれは現実、もう会うことはないだろう。今日のことは俺の中のちょっとした武勇伝としてしまっておこう。今後あの女子高生がどうなろうと知ったことではない。 只今の時間は21時30分、普段夜型の俺だがたまには早く寝るのもいいだろう……明日からゲームを進めよう。 俺は灯りを消して目を閉じた。
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