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「ぶっちゃけ彼氏いんの?」
「いたとしてもアンタに教える必要ある?」
「冷たいなぁ……ね、俺なんてどう?」
「………は?」
「ソラちゃんならお嫁としても大歓迎だよ(笑)」
人の気も知らないでよくもベラベラと……
「邪魔するんなら帰ります」
机に散らばったノーとやらプリンとやらを
雑に1つに纏めて鞄にしまい込んだ
「………帰さないよ?」
「ほんとに教育委員会に訴えられたいんですか」
「出来るもんならね(笑)」
腕を掴まれたまま暫く睨み合い
痺れを切らした私は思いきりそれを振り払った
「…………………気に入った」
回る椅子の背もたれにもたれ掛かって
フッと、また余裕そうに笑った
「ソラちゃん」
ダルそうに立ち上がった先生は、私の肩を押し元の場所に座らせると
机に片手をつき顔をグッと近付けた
「…………俺と付き合ってみない?」
「……………………は?」
冗談もいいとこ
「俺本気だから」
「…………!?」
視界の焦点が合わなくなり、唇に違和感を感じた時には
もう先生にキスされていた
.
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