Ⅰ.

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「ぶっちゃけ彼氏いんの?」 「いたとしてもアンタに教える必要ある?」 「冷たいなぁ……ね、俺なんてどう?」 「………は?」 「ソラちゃんならお嫁としても大歓迎だよ(笑)」 人の気も知らないでよくもベラベラと…… 「邪魔するんなら帰ります」 机に散らばったノーとやらプリンとやらを 雑に1つに纏めて鞄にしまい込んだ 「………帰さないよ?」 「ほんとに教育委員会に訴えられたいんですか」 「出来るもんならね(笑)」 腕を掴まれたまま暫く睨み合い 痺れを切らした私は思いきりそれを振り払った 「…………………気に入った」 回る椅子の背もたれにもたれ掛かって フッと、また余裕そうに笑った 「ソラちゃん」 ダルそうに立ち上がった先生は、私の肩を押し元の場所に座らせると 机に片手をつき顔をグッと近付けた 「…………俺と付き合ってみない?」 「……………………は?」 冗談もいいとこ 「俺本気だから」 「…………!?」 視界の焦点が合わなくなり、唇に違和感を感じた時には もう先生にキスされていた .
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