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要するに、クロムがこのような状態であるのは今に始まったことではないのだ。
ガンマは話題を変えた。
「ところで、クロム様。
テンミリオンは一体どのようにして見つけるのですか?」
「なんだ、ガンマ?執事のくせして知らぬのか?」
「当たり前ですよ。
テンミリオンは王室の絶対機密でしょう。
そもそも、私のもつ知識はテンミリオンが今後皇室に必要になってくるということのみです。
それ以外、テンミリオンについて何も分かっていません。
皇子のへの付添い人になって、他国に行って、そこではじめて教えてもらえるのですから。」
そう断言するガンマにクロムは軽く首を捻る。
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