第一章 人類偵察隊出動

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コスプレの人は 「うさぎちゃんはすきだよ?」 と苦笑いで答えた。 黒い人は 「他の奴らはどうだ?自然を愛せますか?」 彼の目線が下の人間に向けられた。 「自然なんて人間の邪魔なんだよ!」 と一人の太った男性が声を荒げ答える しばらくの静寂が訪れた。 その静寂を破る金切り声が 「貴様らが駆逐した自然に対する謝罪は無いのか!?」 近くの道を歩いていた人たちもが立ち止まって彼を見物してる。 太った男性は 「うるせぇ、自然なんか人間様の下にいればいいんだよ!」 黒い人は怒りを表すように黒いフードの中から見えなかった目が赤く光る。 そして真っ黒な身体から生えてきたかのように2本の腕が出てきた 長さは60cmじゃく、指は5本あったがどれも先端が針のように細い。 その手は太った男性に向けられたそしてまたしわがれた声で 「こんどは自然が人類を駆逐する番だ!」 彼は一歩ずつ太った男性に向かっていった。 太った男性はさっきの勢いはもうなかった。 重い体を少しづつ後ろにさげていったが腰がもうすでに抜けていた。 黒い人と太った男性の距離が縮まった。 あと2歩程でその手が頭につくと思ったとき、太った男性は。 「こっこのやろう!」 とリュックサッ クに短い手を伸ばしたそしてリュックサックの中に手が入った 。
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