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?「おはよう、悠紀」
悠「ああ、おはよう…」
挨拶をしてきたのは、俺と同じくこの時計店に居候している一つ年下の八木下三里。
料理が得意な彼女は今日も台所に立ち、俺たちのために朝食を作ってくれていた。
?「悠久くん、私には挨拶してくれないんだ。…私は寂しいなぁ」
悠「すいません。おはようございます、弥刀さん」
?「まぁ許してあげるよ。悠久くんが毎晩大変なのは、私も知ってるから」
三里と弥刀さんと俺。
3人でテーブルを囲み、朝食を食べる。
たわいない会話して過ごす。
ふと時計を見ると、あっという間に登校の時間。
三「じゃあ先に外で待ってるね、悠紀」
悠「ああ。食べ終わったらすぐ行く」
弥「行ってらっしゃい。片付けは私がしておくね」
悠「いつもすみません」
弥「良いんだよ。私は学校行かないんだしさ。今日は冷えるから、コート着ていった方がいいよ」
悠「はい」
急いで支度をし、時計とカラクリだらけの店内を潜り外へ出る。
三「もー、遅いよ、遅刻しちゃう」
悠「悪い悪い」
三「ほら急いで。あと10分30秒しかないよ」
悠「ああ」
腕時計を見て現在の時刻を確認する。
ぴったり三里の言う通りだ。
◆◆◆◆人物◆◆◆◆
三里(みさと)
弥刀(みと)
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