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「波に乗り切れないアレッサンドリア」
これはアレッサンドリア・スポルト紙の見出しである
記事の内容はこうだ
ホームスタジアム、アルベルト・チェルニーリは3階建ての国内有数のスタジアムである
正直に言うと現在のアレッサンドリアには不似合いなスタジアムだ
二階、三階まで埋め尽くされることはイタリア代表の試合のみ、現実問題アレッサンドリアを見るために会場を訪れる人は年々減っているのだ
しかし今季新たなプロジェクトを打ち出し日本人監督を招聘し話題をよんだアレッサンドリアの注目度は増し、シーズン開幕直後は久しぶりに2階席まで埋まった
今季、アレッサンドリアは勝っても負けても点の動く試合が多く見所満載だ
素人目には非常に面白い試合だろう、しかし、目の肥えた生粋のアレッサンドリスタ達にしてみれば
毎試合ハラハラドキドキと神経をすり減らす試合が多くとても楽しいとは言えないだろう
とにかくアレッサンドリアは失点か多い
不用意なミスを連発することが日常茶飯事となっているのである
確かに素晴らしい試合も中にはある、それは結果だけを見ればの話である
1試合の中であわや失点と言うシーンが多いのは事実だ
例えばそれが波に乗り切れない理由でもあるように思う
相手を圧倒しているかのように見えるが、今季支配率で相手を上回っている試合は今のところ少ない
カウンターからの得点がほとんどだ、しかしミナンジーニョが不発に終わり引き分ける試合もある
要するに前線でボールをキープ出来るプレーヤーがいないことがあげられる、相手ディフェンダーにとって驚異となる武器がないのだ
今後も多くの失点を許し、勝ち点を3から1へ、もしくは0へと安定しないようであれば昇格争いからこぼれる可能性も高い
攻撃陣が好調なだけに守備の改善は急務となるだろう
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