魔王と勇者のいる日々・3

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勇者を見やる。 勇者もまた、額に汗を浮かべながら口をぱくぱくと動かしていた。 「何とかしろ魔王」って無理なのだ! できたらとっくにしているぞ!! むしろ勇者の方こそ……! って勇者も焦っているから余に助けを求めている訳であって、だから……っ! 「り、リザ……っ」 「はい」 にこにこ。 「何ですか?」 にこにこにこにこ。 「……っ! ……………っ!!」 だ、駄目なのだ……! 執事以上の笑顔ガードを感じるぞ……!!  
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