受験生

33/33
前へ
/449ページ
次へ
「ありがとう//」 そう言ってトイレの中に入った。 怖いのか少しだけドアを開けて。 「ゆうや、居る?」 「居るよ。当たり前だろ?」 「・・・・うん//」 少しして、水流音と共に日向が出て来て、そのまま抱きついてきた。 「お待たせ、ゆうや//」 「大丈夫だよ。じゃぁ部屋戻ろうか」 「うんっ//」 日向はそう言いつつも、離れようとしない。 「・・・・離れる気ないのか?」 「うん。このまま抱っこ//」 しょうがないな。 「ほら」 ファスナーを上げ、脇に手を入れて、そのまま抱上げた。 「これでいいだろ?」 「ん・・・・ありがと//」
/449ページ

最初のコメントを投稿しよう!

129人が本棚に入れています
本棚に追加