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少しの間、日向の頭を撫でていると、首里城に着いた。
「へぇ・・・ここが首里城?」
駐車場から少し歩くと、鳥居を見つけた。
「正殿はもうちょっと先だけどな」
「よし、じゃぁ早く行こう!」
そう言って、美優が一番に走り出した。
「・・・・美優・・・・あんまり急ぐと・・・・転ぶよ・・・・?」
「大丈夫大丈夫!」
「・・・・もう・・・・」
「大変そうだな」
楓を見てると本気でそう思える。
「・・・・でも・・・・美優は・・・・私の・・・・妹みたいな・・・・ものだから・・・・」
「ねぇゆうや、ここで写真撮りたい」
鳥居の前か、いいかもな。
「・・・・じゃぁ・・・・私が・・・・とってあげる・・・・」
「いいのか?」
「・・・・うん・・・・美優は・・・・少し・・・・待たせてればいい・・・・」
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