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結局日向はバスに戻っても、旅館に着いても起きなかった。
部屋に入り、日向をベッドに寝かせた。
因みに、この部屋は俺と日向の二人だけだ。
二年前のあの事件の後、男子からも女子からも応援されるようになり、今回も多分皆が気を使って二人だけにしてくれたんだと思う。
本当、ありがたいよな。
「ふぅ・・・・流石に荷物二人分と日向を抱っこはきつかったな」
でもまぁ・・・・
「日向の気持ちよさそうに寝てる顔を見てると疲れも吹っ飛ぶな」
「・・・・えへへ・・・・スゥ-・・・・スゥ-・・・・」
頭をそっと撫でると、寝ているにも関わらず、気持ちよさそうにして、俺の手をきゅっと握った。
「可愛い」
そう呟きながら、日向の手を握り返す。
何時まででも見てられるな。
「・・・・んに・・・・大好き・・・・//」
大好きって・・・・寝言も可愛いな。
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