修学旅行

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少しの間日向を抱きしめて、頭を撫でていると、夕食の時間になったため旅館の庭に移動した。 今日はここでバーベキューをするらしい。 「悠哉、ひー君。こっち!」 声のする方を見ると、既に楓と、美優が座っていた。 「ゆうや、僕たちも行こっ?」 「そうだな」 俺の腕に抱きついている日向の頭を優しく撫でてから、楓と、美優のいる席に座った。 「さ、焼くか」 既に用意されていた肉を網に乗せて、焼き始める。 「日向、そこのトングとってくれないか?」 箸で裏返したりすると手が熱くなる。 「トング・・・・これ?」 日向はトングが分からなかったのか近くに有った物を見せた。 「そう。それ」 「これ、トングって言うんだ。はい、ゆうや!」 「あぁ。ありがとう」
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