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「ほんとだ。あった!」
「美優と楓はどうだった?」
嬉しそうに抱きつく日向を抱き上げて、優しく頭を撫でながら二人に尋ねる。
「・・・・うん・・・・合格してた・・・・」
「わたしもぉー」
美優はそのまま、へなへなと座り込んでしまった。
「・・・・美優・・・・大丈夫・・・・?」
「力抜けちゃったー」
日向と逆の反応だな。
「まぁ、全員合格したって事で、よかったじゃないか」
「うんっ。これでまた、ゆうやと、皆と一緒にすごせるね!」
「そうだな!」
「よぉし、これから皆で打ち上げに甘いものでも食べに行こう!」
座り込んでいた美優が立ち上がるやいなや、突然そんな事を言った。
「甘いもの!」
やっぱり日向は反応するんだな。
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