去。

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「エディさん、行っちゃいましたねぇ」 1時間前に兵悟の自宅兼店からエディは本国に仕事をしに帰っていった。 丸1日経ってリナが来日し、エディは叱られる。 そして、近くのホテルに泊まり、何だかんだと1週間滞在(後半2日は兵悟の家に泊まりに来た)。 エディをすぐに連れ戻す計画がのらりくらり交わされたのだ。 その間に2人は今までどう過ごしてきたのかイチャイチャとしながら話し合っていた。 リナが加わり、エディとリナの関係や、リナの男関係、恋愛相談になったりした。 挨拶からはじまる会話の日本語教室が開かれた日もあった。 やっと、兵悟の説得で『仕事しに戻る』とエディは言った。 “帰る”じゃなく“戻る”と言う。 兵悟はこの時、眼を細め、エディを眺めた。 心が、嬉しくて震えた。 『………出稼ぎに行ってきます』 耳が垂れ、尻尾も先だけがフルフルしている様が見えるよう。 『“出稼ぎ”か……たくさん稼いでこい』 『はい!!子供のためにも!!』 大きく腕を振りながらエディは店をリナと共に出ていった。 『――――――ん??』
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