#002

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「最近寝相が悪い?」 朝の登校。だいたい午前8時15分の時だった。 幼なじみの長森 朱音(ながもり あかね)が僕の質問に答えようとしている。 ちなみに僕の質問は「最近寝相が悪いんだけど、どうしたら治るかな?」なんて…そんなしょうもないことを聞いていた。 朱音はもとから頭がよく、勉強も学年5位以内…あらゆる面の知識をもってて、最近はおばあちゃんの知恵袋まで覚えたという、すごいやつだ。 「寝相はさすがにわからないかな…」 「朱音でもさすがにわからないか…わざわざありがとうな」 朱音は謙遜をしつつ、笑顔を見せてくれた。 「それにしても寝相って、漢字で書くと寝るに相性のあいって書くけど…なんか手相とかそんな感じで占いにならないかね」 「おいおい…頭がいいやつが言うことじゃないだろ。完全に僕みたいなバカなやつがいうことだぞ…それ」
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