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城の廊下の出口から比嘉の様子を見張っていたみっくん。
みっくん「番号は見えませんね…。」
比嘉は塔に背を向けているため、みっくんのいる所からは見えない。
龍崎「あっ…。比嘉さんじゃないですかー!」
比嘉「どうも…。」
比嘉ににじりよる龍崎。
比嘉「あっ、あそこに誰かいます!」
みっくん「嘘っ!?」
比嘉がみっくんのいる所を指さした。
みっくん「ビックリした…。」
思わず隠れたみっくん。
気付いていたのだろうか?
龍崎「マジ?」
比嘉「…………。」
龍崎「! おぉっと!」
比嘉「うわぁ~!バレたー!」
龍崎「危ない、危ない…。とんでもない嘘ついたね、今!」
いや―
みっくん「…………。」
バン!
本当だ。
みっくん「見えた!見えました!」
比嘉に見られまいと振り返った龍崎の背中を捉えた。
みっくん「もしもし。密告します。龍崎さん、916です。」
「やったー!初密告!」
プルルルル…。
瀬川「メールだ…。」
大木「あ~……ドキドキする…。」
比嘉「密告情報…。」
龍崎「えぇーー!?嘘でしょ!?」
龍崎辰雄・脱落
残り8人
龍崎「あそこに誰かいたのか…?」
比嘉「残念でしたね。」
龍崎「ちきしょー……。」
吉武「密告したのはみっくん。やるなぁ…。」
三上「みっくんって、あの細いゲストさん?……ちょっと手強いかもね。」
中尾「ゲストさん積極的だなぁ…。まぁ、俺にはこれ(フラッシュマシーン)があるから!」
試行錯誤「俺もそろそろ動くか…。狙いは大木さんかな…?」
ゲーム開始からまもなく30分が経過。
この後のミッションが、ゲームを加速させる。
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