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私は急いで自室に引き返し更新ボタンを押した。するとそこには、
『そんなに走って戻ってくるこたぁないだろうw
な?^^理解しただろ?俺は預言者なの』
『どういうこと?あんた本当に人の家を覗いてるの?』
私は今までにないくらい焦っていた。こんなことがあってはならない。あってたまるか。
こいつは恐らく私の家のストーカーかなにかだ。
そして私の端末に何らかの情報を送り込みこんなことをしているのだ。
許せない。警察に突き出さねば。だがそれにはまだ証拠が足りない。ならば暴いてやるまでだ。
『おいおい、なんか勘違いしてないか?俺はあくまで預言者だよ。
覗きみるって言い方は確かに間違ってないな。おまいの未来を覗くくらい俺にゃワケないし。
でもだからってストーカー扱いされるいわれはないぜ?
俺は誰の未来も覗ける。誰の事でもわかる。なんなら、明日のビックニュースを教えてやろうか?』
まだ言うかこいつ。
だが、いいだろう。そこまで言うなら当ててもらおうじゃないか。
私の近辺の事は当てられても、その他のことはどうせ出来ないのだ。真実を暴き出してやる。
『明日のビックニュース?』
私はわざとそう書き込んだ。情報を引き出さなければ事は始まらない。
こういうものには必ず綻びがある。それを引きずり出して、丸裸にしてやる。
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