ある日隈さんに出会う前にゴキブリが口の中に入って来ました

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『わざわざ当店までご来店いただきありがとうございました 今日は暑かった事でしょう ここはシャツ一枚になってスッキリしてみてはいかがでしょうか』 と、のっけからいきなり看板の説明を読んでる俺だ 俺の名前?これが小説ならどうせ後でいくらでも出てくるからいいじゃん それより、暑さで火照った体を冷やしたいんだよねー いやぁ、超ラッキーだったよ なにせ『あそこの店は1400円有れば至れり尽くせりですから是非とも行ってみてはいかがですか!?』っていう耳寄りな話があったからねー しかも限定1人だって言うから早く行こうって俺の体が疼いてね それでここにいるわけだよ あ、シャツ一枚だったら気持ちよさそうな温度だしさっさと靴だとか服だとか脱ごう そしてちょうどいい場所に置いてあるかごに全部ドサッと置くぜ なんせ限定一人だからな、取る奴はいねぇよ ………え?それ危ないフラグだって?それはないんじゃあない? だって、俺は王道主人公みたいなリア充じゃない上モブキャラだからイベントなんて起きやしない だから心配するだけムダムダ つまり、のーんーびーりーぃー休めるぜぇ さ、奥に進むとしますか
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