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此処は町外れの空き地。
「メラメラと~
燃え盛る~
黒装束悪魔~」
悪魔を燃やしながら軽快に歌っている娘が一人。
そう、この天使こそが、大天使ミカエルの娘、サフィラ。
サフィラが手に持っているのは、火焔放射器。
それと、耐熱性の鉄パイプ。
どっからどう見ても、天使には見えません。
むしろ、外道悪魔そのものです。
「跡形もなく~
燃やし尽くせ~
黒装束悪魔~」
サフィラの歌声に混じって聞こえる、悪魔の叫び声。
悪魔に同情したくなります。
私だけでしょうか?
サフィラは火焔放射を止めると、悪魔を足蹴にして、何やら呪文みたいなのを唱え始めた。
「堕天!!」
サフィラが悪魔を踏みつけると、悪魔は消えた。
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