運命の同窓会?!

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席に行くと、懐かしい面子が揃っていた。 「えっ、もうみんな来てたの?」 「おそーい!」 「へへ。こういう集まりだけは、行動が早いもんで。」 うん、昔からこのクラスはそうだったよね。懐かしい…。 みんないい感じに大人になったなぁ。 空いている席に腰を降ろした。 「みんな、今なにしてんの?」 「私はOL。」 「俺、大工ー。」 そう答えたのは、クラス委員の立花さんと、前田くん。 「俺、看護師ー。」 隣から、ヤツの声が聞こえた。 「はっ?!何ここに座ってんの?!てか、看護師?あんたが?!」 「えーっ七瀬、看護師になったんだ?まぁ似合ってるかもね~。」 「だなー。あ、でも医者のがしっくりくるんじゃね?」 「白衣似合いそう!!」 そう言って、盛り上がる立花さんと、前田くん。 ちょいとお二人さん…。よく見てください。七瀬ですよ?白衣似合いますか?白衣と言えば天使でしょう?!悪魔ですよ、こいつは。 「何か言いたそうだねー。桃華ちゃん?」 いつの間にかひきつっていたらしい頬を、七瀬に摘ままれた。 「ひぇ、へふに。」 .
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