番外編 Ⅱ

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「この辺から離れない方がいい?」 「うん。今が丁度お互いの職場の中間地点だよね。」 只今、住宅情報を見ながら、新居を探し中。 今では、ほとんど彼の家に半同棲中なんだけど、やっぱり結婚もするし、2人で住むには狭い。 「俺、何処でもいいよ?」 「……ちゃんと考えてよ。」 「じゃ、桃華の職場の近く。」 『はやて』も正社員からパートにしてもらう予定。やっぱり働きたいし、でも結婚生活に支障がでるのも嫌だから。 「それはダメだよ。七、…り、良がしんどくなるよ。」 名前を呼ぶのも頑張ってます。 「ふ…。誰がしんどくなるって?」 毛先を指に絡ませ、顔を覗き込んできた。 .
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