番外編 Ⅱ

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「……ドSがしんどくなるよ。」 わざと聞き返すから、呼ばない。 「桃華ちゃん、日本語変だよ?」 「ひょんにゃひょほないへふ。」 両頬を引っ張られてしまった。 掴んでいた頬を離し、また顔を覗き込んできた。 「な、に?」 「ん?まー、進歩だな、と思って。」 「?」 「とりあえず、何を優先するか、だよな。明日朝から不動産行ってみよっか。」 「うん。」 優しく微笑みながら言われ、こちらも頬が緩んでしまう。 .
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