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目の前には私の両手を掴み、下から悪魔の微笑みを浮かべる男。
ま、まずい…。
本能でそう悟り、彼の上から逃げようとした。
「逃がすか。」
捕まれていた手はびくともせず。
「いやぁ、桃華ちゃんがそんな積極的とはね?変わるもんだね~。」
「な、にを仰っていますのか…。ぅわっ!!」
良の身体に股がったまま、身体を急に起こされ、視界がぐるんと回転し、私の背中はソファーに沈んだ。
そして、口角を上げ、私を見下ろす彼がいた。
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