番外編 Ⅱ

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目の前には私の両手を掴み、下から悪魔の微笑みを浮かべる男。 ま、まずい…。 本能でそう悟り、彼の上から逃げようとした。 「逃がすか。」 捕まれていた手はびくともせず。 「いやぁ、桃華ちゃんがそんな積極的とはね?変わるもんだね~。」 「な、にを仰っていますのか…。ぅわっ!!」 良の身体に股がったまま、身体を急に起こされ、視界がぐるんと回転し、私の背中はソファーに沈んだ。 そして、口角を上げ、私を見下ろす彼がいた。 .
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