番外編 Ⅲ

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スポーツドリンクのペットボトルにストローを差し、彼の口許に持っていくと、一口飲んだ。 「…用意がいいことで。」 「え?」 「…いや、なんでもない…。」 「…昨日冷えたからかな?」 「んー…。分かんない…。喉痛い…。多分扁桃腺腫れてる。」 喉元を触りながら苦い顔をした。 「おかゆ、一口でもいいから食べられない?」 薬、出来たら御飯食べてからのがいいよね? 「…食べる。」 ふらつきながらも少し身体を起こし、身体を軽く支えた。 .
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